西敷屋村:現・和歌山県新宮市熊野川町西敷屋
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西敷屋村:紀伊続風土記(現代語訳)
西敷屋村 にししきや
篠尾村の南1里23町余り。山峰を越えて1里半にある。笹河谷の谷口にある。東敷屋村と川を隔てて相対す。敷屋の意味は詳らかでない。
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○妙見社 境内森山周270間
村の中にある。東西敷屋と篠尾、四村荘の小津荷・大津荷・津荷谷の7ヶ村の産土神である(※6ヶ村の間違い? それとも1村書き漏らしたのか?※)。当社は宝徳2年の建立であろうか。長享元年の棟札に「司喜屋総領紀ノ兼吉同ノ一族中先祖父建立より38年再上葺」とある。また天正9年の棟札に「司喜屋総領紀ノ兼文先祖父建立より57年の後再上葺す」とある。宝徳2年兼好、永(※大永?※)7年兼種の上葺の棟札が正徳頃まであったが今は紛失した。
○宗福寺 慈眼山 禅宗曹洞派新宮城宗応寺末。村の中にある。
○笹河谷
源は篠尾村大峠に出てて流れること2里18町、当村にて大川(※熊野川※)に落ち合う。
○日尾の瀧
笹河谷の枝谷椎谿にある。高さ14間。
○折敷島
大川の中、四村荘の小津荷村との堺にある。水中に没す。3間四方。
和歌山県新宮市熊野川町西敷屋
読み方:わかやまけん しんぐうし くまのがわちょう にししきや
郵便番号:〒647-1221
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