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城川荘:紀伊続風土記(現代語訳)


城川荘 じょうがわ 全16ヶ村

城川荘全6ヶ村。東北に市鹿野荘がある。西南に周参見荘がある。両荘の間に挟まった別の1小渓である。渓の形は巽(※東南※)より乾(※北西※)に向かって、巽の隅は佐本荘と境を接し、乾の隅は安宅川に至って尽きる。その長さは4里半。広さはわずかに1里半ばかり。渓は狭小で耕すことができる土地はなく、運路は険しく遠く、山の木は出しにくく、民が生産をなす形はない。じつに窮乏の寒村である。その民俗土風は市鹿野荘論に詳述した。

城川荘6ヶ村

 


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牟婁郡:紀伊続風土記