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見老津浦:紀伊続風土記(現代語訳)


見老津浦 みろうず

 田畑高 46石8斗2升6合
 家数  85軒
 人数  306人

和深川村の巽(※東南※)1里半10町にある。長柄坂の峠を堺とする。大辺路の街道にある。海に浜して村居する。村名は古くは見路津と書いた(江住浦氏神天正年中の棟札)。その意味は詳らかでない。

地主神社  社地除地、村の北にある。

常栄寺  禅宗臨済派京妙心寺末
 本堂(5間、4間)  僧坊 
村中にある。寛文記には掛居山常永寺と書いてある。山林が2ヶ所ある。

道場  浄土真宗海部郡和歌浦性応寺末、村中にある。

狼煙場
村の東、宇東の森という山上にある。

地ノ黒島
村の乾(※北西※)、海上1町50間にある。島の周囲3町50間。

沖黒島
村の西、海上4町にある。島の周囲5町30間余り。

衣比須島
村の海上3町ばかりにある。夷の社がある。この他に波山島、掛分島、名切島などがある。

和歌山県西牟婁郡すさみ町見老津

読み方:わかやまけんにしむろぐん すさみちょう みろず

郵便番号:649-3141

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牟婁郡:紀伊続風土記