紀伊すぽっとみ深谷ねっと

深谷村:紀伊続風土記(現代語訳)


深谷村 ふかたに

 田畑高 31石7斗7升5合
 家数  16軒
 人数  93人

竹野平村の西1里4町余り。別に小谷の内にある。名の意味はその名のごとし。当村及び小谷村里谷村の3ヶ村。西は岩田郷と境を接し、南は川を隔てて安宅荘と相対し荘中の坤(※西南※)の隅にある。

三社大明神  境内山林周200間
村の南にある。神体の木像が3つある。祀る神は詳らかでない。

金比羅社
村の中にある。文政2年に山伏某が勧請したという。

城跡
村の中にある。木内内膳という者の城であったという。小祠がある。木像は靭を負った立像である。古の城主を祀っているのであろう。この辺の小名に馬路、馬場跡などの名がある。

和歌山県田辺市深谷

読み方:わかやまけん たなべし ふかたに

郵便番号:〒646-1326

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牟婁郡:紀伊続風土記