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久木村:紀伊続風土記(現代語訳)


久木村 ひさぎ

 田畑高 66石9斗9升3合
 家数  39軒
 人数  182人

向平村の寅の方(※東北東※)8町にある。古、楸(※ひさぎ:木の名前だが未詳。キササゲあるいはアカメガシワか※)の生えていた地を墾して後、村となったのであろう。

教子明神社  境内森山周206間
小名宮の原という所にある。祀神は詳らかでない。久木村・向平村神宮寺村中島村寺山村の5ヶ村の産土神である。天文10年小山式部大輔俊次再興の棟札がある。

清和天皇社
 摂社2社(天神社・王子権現)  末社  若宮
宮の原にある。源姓の人が祀ったのであろう。天神は延享4年再建の棟札に荘宮明神とある。本社は荘の宮であるべきだが、天神社というのは天神が古く鎮座なさっていた地に後に本社を祭ったのであろう。境内に楠、櫟の大木がある。社人は満徳院という修験者である。

小祠2社
 八王子社  山王社
 ともに村の中にある。山王は小山氏が祭る所である。ゆえに氏山王というとか。

徳清寺  禅宗臨済派京妙心寺末
宮の原にある。末寺が1ヶ寺ある。

阿弥陀堂  村の中にある。

旧家     地士 小山助之進

その祖は小山下野守藤原朝政より6代下野守高朝の三男新左衛門尉実隆という。(※略※)

和歌山県西牟婁郡白浜町久木

読み方:わかやまけん にしむろぐん しらはまちょう ひさぎ

郵便番号:〒649-2536

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牟婁郡:紀伊続風土記