樫野浦:現・和歌山県東牟婁郡串本町樫野
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樫野浦:紀伊続風土記(現代語訳)
樫野浦 かしの
田畑高 64石2斗4升4合
家数 38軒
人数 169人
須江浦の東28町にある。大島浦からは卯(※東※)辰(※南東微北※)の間、1里20町にある。土地の字に大樫野という所がある。古は大樫があったことからこの名があって、今はその大を略して村名としたのであろう。昔の村居は今、鳴神明神のおわす字地下という所にあった。今の地から4町ばかり南にあったという。
○鳴神明神社 4尺、6尺 社地周2町
村の南、地下という所にある。須江浦・樫野浦の両浦の産土神である。
○大龍寺 禅宗臨済派東福寺末
本堂(3間半、5間) 僧坊
村の西2町ばかりにある。
○大崎
村の東の出崎をいう。古座浦で鯨を捕るとき色見をする所である。この辺は島という名が多いけれども、みな海中に隠れ見える岩をいうので記すまでもない。しかしながら漁をする者はこれによって網代とするので各々その名があるのだ。大崎から古座の川口まで海上3里、亥の方(※北北西※)に当たる。
和歌山県東牟婁郡串本町樫野
読み方:わかやまけん ひがしむろぐん くしもとちょう かしの
郵便番号:〒649-3631
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