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津荷村:紀伊続風土記(現代語訳)


津荷村 つが

 田畑高 162石5斗9升9合
 家数  60軒
 人数  257人

古座浦の艮(※東北※)18町にある。大辺路本街道であるが難路であるので、村の巽の方(※東南※)の海辺を往来の道とする。村居は海から2町ばかり。漁事は磯打網だけで、多くは農を事とする。

津荷は栂(とが)の古名である。昔、村の中に栂の大木があって村名となったのであろう。

南龍公が熊野御遊覧のとき、当村に茂兵衛茂大夫という者がいた。御舟の水主をなしたが、命じて両人及びその妻を有田郡宮崎荘矢櫃浦に住まわせなさったことは有田郡の条に詳らかである。

宇佐八幡宮  村の東にある。拝殿がある。

養命寺  禅宗曹洞派古田村六勝寺末
 本堂(4間、5間)  僧坊
村の北にある。古くは永寿庵といったが、後に寺号となる。

和歌山県東牟婁郡串本町津荷

読み方:わかやまけん ひがしむろぐん くしもとちょう つが

郵便番号:〒649-4113

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牟婁郡:紀伊続風土記