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波田須村:紀伊続風土記(現代語訳)


波田須村 はたす

徐福の宮

大泊浦の寅の方(※北東微南※)、25町にある。大吹峠を村界として往還にある。村の海に面した巳の方(※南南東※)は山の崎が8町ばかり細く突き出る。古泊浦の小名井内浦と界する。その前に雫石杓子等の小嶼がある。また村の東地方より4町余、海中に獅子島(周4町)がある。村居は散在して大体4つに分かれる。

波田須の意味は詳らかでない(あるいは古は秦住と称す。秦の徐福がこの地に来て止まったゆえに秦住というといった。妄説で信ずるに足らない。これよりなお新鹿・甫母・須野・梶賀・早田・行野・須賀利などの地名がある。地名の意味はみな詳らかでない。たいていみな古名で辺鄙の俚諺であろう。その意味は今は考えられない)。

小祠1社

徐福の宮
  熊野の観光名所:徐福の宮

少林寺 久昌山 禅宗臨済派妙心寺末、村中にある。

光徳庵 禅宗臨済派少林寺末、村中にある。

三重県熊野市波田須町

読み方:みえけん くまのし はだすちょう

郵便番号:〒519-4207

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牟婁郡:紀伊続風土記