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湯谷村:紀伊続風土記(現代語訳)


湯谷村 ゆのたに

桃崎村の艮(※東北※)25町余、別にひとつの溪の間にある。その谷の流れは40町ばかりで、北山流に落ち合う。谷内に昔少し温泉の出た跡がある。村名はこれから起こるという。

小祠1社

慈雲寺  滝向山 禅宗曹洞派越前国福井心月寺末、村端の山根にある。

御腰掛石
村の中の本京という所にある。南帝王がお腰を掛けられた石といい伝える。いま考えるに、南帝王は南朝の皇子で尊雅王をいう。尊雅王は十津川で痛手を負い、ここまで逃れ来て、しばらくの間お休みになられた所であろう。詳らかに下神山村の光福寺の条下に出した。

三重県熊野市五郷町湯谷

読み方:みえけん くまのし いさとちょう ゆのたに

郵便番号:〒519-4672

熊野市の観光スポット宿泊施設

牟婁郡:紀伊続風土記