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大山村:紀伊続風土記(現代語訳)


大山村 おおやま

東村の申の方(※南西微北※)4町、小谷を隔てて相対し、大雲取の山足にある。

小名が数ヶ所ある。本村の坤(※西南※)8町ばかり、大雲取の麓にあるのを小名楠の窪という。宿屋が10軒余りある。楠の窪より南に17町登ると小名越前畑という所がある。茶店が1軒ある。越前畑より南に10町余り登った所にあるのを石倉という。茶店が2軒ある。これはみな往還の街道で、この辺が色川郷口色川村領との堺である。また本村の西20町ばかり滝本川に添って村居するのを平谷口という。家は10軒ばかりある。

大山の名の意味はわからない。

光仙寺  洞雲山 禅宗曹洞派新宮城下全龍寺末、村中にある。

和歌山県新宮市熊野川町大山

読み方:わかやまけん しんぐうし くまのがわちょう おおやま

郵便番号:〒647-1203

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牟婁郡:紀伊続風土記