成川村:現・和歌山県東牟婁郡古座川町成川
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成川村:紀伊続風土記(現代語訳)
成川村 なるかわ
田畑高 152石9斗1升6合
家数 24軒
人数 101人
西川村の寅卯の方(※東北東※)23町にあって枝谷である。村中は山が多くて民家はその間に1〜2軒ずつ散在して、村中1里ばかりに家数はわずかに30軒余りである。松根村は村の乾(※北西※)に当たって1里ばかりにある。
成川は鳴川である。村中の高原ノ峰の8合ばかりに鳴石という石がある。高さ2間、径4間ばかりである。川の水がこれに響いて大きく鳴動する。村名はこれから起こる。
○三所権現社 境内森山周66間
村の北端にある。谷川が社地の3方を流れて島のような土地にある。祭神は熊野権現という。末社に虚空蔵社がある。
○医成院 東仙山 禅宗曹洞派三前郷古座浦清源寺末
村の北端にある。本堂は6間に4間半。僧坊などがある。
和歌山県東牟婁郡古座川町成川
読み方:わかやまけん ひがしむろぐん こざがわちょう なるかわ
郵便番号:〒649-4565
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