四番荘:現・和歌山県田辺市
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四番荘:紀伊続風土記(現代語訳)
四番荘 よばん 全8ヶ村
四番荘全8ヶ村。市鹿野荘の西北で栗栖川荘の巽(※東南※)にある。西北は大和国十津川郷と山嶺を界とし、艮(※東北※)の隅に奥熊野3里4村2荘に接し、中間に三越峠があって山峯が南の方に延縁して大塔の麓に至り、これを奥熊野と口熊野の界とする。その広さは東西11里ばかり、南北7里余り。
四番の名は三番に対応している名で(栗栖川荘はいま三番と称する)、。
○大塔峰 事は市鹿野荘の山川の条に載せる。
○入道峰
○法師峯
○三森峠
3峰はみな下川上村にあって大塔の山脈にして各々別に峰を起こすものである。事は市鹿野荘に記す。
四番荘8ヶ村
- 下川下村(現・和歌山県田辺市下川下)
- 下川上村(現・和歌山県田辺市下川上)
- 和田村(現・和歌山県田辺市和田)
- 平瀬村(現・和歌山県田辺市平瀬)
- 大内川村(現・和歌山県田辺市中辺路町大内川)
- 近露村(現・和歌山県田辺市中辺路町近露)
- 野中村(現・和歌山県田辺市中辺路町野中)
- 道湯川村(現・和歌山県田辺市中辺路町道湯川)